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【血液型性格診断、晴れ女はウソ!?】確証バイアスとは?

私たち人間は日常的に、様々な認知バイアスに支配されています。認知バイアスとは私たちの判断を狂わせ正常な判断を妨げるものです。

そこで今回はそんな認知バイアスの一つ、確証バイアスについてご紹介していきたいと思います。

確証バイアスってなに?

確証バイアスとはなにかについて、その定義を先にご説明します。

確証バイアスとは、自分にとって都合のいい理論や情報を優先して集めてしまう認知バイアスのことです。

そのため、自分にとって不都合な情報や反対意見などには、無意識のうちに耳を傾けなくなる傾向があります。

つまり、先入観にとらわれてしまい、客観的なものの見方ができなくなってしまっているのです。

ネットやSNSは危険!!確証バイアスを助長させるフィルターバブル

インターネットが普及したことで、現代はよりこの確証バイアスに陥りやすくなっているといわれています。

皆さん、インターネットにはフィルターバブルと呼ばれる機能があることはご存じでしょうか。

我々がよく使う検索エンジンやSNSには、個人の趣向を解析してそれに近い情報を優先して表示してくれる機能が備わっています。そのため私たちインターネットユーザーは、知らず知らずのうちに偏った情報しか手に入らなくなってしまっているのです。

特に一日の多くをスマホをみて過ごす、という人はかなり偏った思考になってしまっている可能性があるので要注意です。(僕のその一人だと思います。。。気を付けていきたいですね。

こんなに身近に!!確証バイアスの例をご紹介!!

確証バイアスは、本当に身近なところにも潜んでいる認知バイアスです。

ここからは、その身近な例をご紹介していきます!

血液型での性格診断

よく、A型の人は几帳面だ、とかO型の人は大さっぱ、なんて言ったりしますよね。特に日本だと、血液型によって性格がある程度左右される、ということを信じている人は多いのではないでしょうか。

しかし、数々の論文によって血液型と正確に直接的な因果関係は存在しないことは証明済みです。

それにもかかわらず私たちはA型と聞くと勝手に几帳面そうなどと判断してしまいます。それは一体なぜなのでしょうか。

ここに確証バイアスが隠れています。

几帳面な友人がA型だとわかったとします。そうするとあなたはやっぱりそうかとなり、その印象が強く記憶に残ります。

その一方で、几帳面な友人がB型と聞いてもそもそもB型という要素と几帳面という要素を結びつけないのではないでしょうか。もし結びつけたとしても、そういう人もいるか、とあまり気に留めずに忘れてしまうのではないでしょうか。

アフリカ大陸では人口の大半がO型だといわれていますが、それならアフリカの人たちはみんな同じような性格なのでしょうか?当然そんなことはありえないですよね。

高齢者ドライバーが事故を起こしやすいはウソ

よくネット上で、高齢者は交通事故を起こしやすい、だとか、高齢者は免許返納せよ、なんて批判を目にしますが、高齢者は本当に事故を起こしやすいのでしょうか?

次のグラフをご覧ください。

警察庁より引用
警察庁より引用

二つのグラフからわかる通り、事故件数では80歳以上が最低、事故率でも10代、20代についで3位と、批判されるほど高くはないように見えます。

では、なぜ上記のような批判がなされるようになったのでしょうか。

それは、メディアによるところが大きいと思います。

数年前から、高齢ドライバーが起こした痛ましい事故を取り上げて高齢ドライバーを非難する報道が突如増えだしました。それらがメディアの世界から(フィルターバブルによって確証バイアスに陥りやすい)SNSの世界へと広がってゆき、このように論調が強まってしまったのだと思います。

メディアの情報はそれこそ確証バイアスに陥りやすく構成されている場合が多いので、もし気になる報道を見聞きしても、一度それを信じる前に研究者が出している論文や公的機関が出しているデータなど客観的なデータを見てみることをお勧めします。

逆にいうと、そういったデータを見る力がないと、情報源がバイアスのかかったものばかりになってしまいメディアのいいように思考や主張を操作されてしまいます。普段からそうならないように気を付けたいです。

晴れ女、晴れ男はウソ

これももちろんウソです。

ここまで読んでいただければもうお分かりかと思いますが、晴れ男と言われると晴れた日のことばかりが記憶に残りやすくなります。

これも確証バイアスの一つです。

一度自分の出かけた日の天気の統計を取ってみると良いかもしれません笑

日本はPCR検査数が足りない!という主張に潜む確証バイアス

コロナに関連する報道やSNSを見ていると、日本が他国に比べてPCR検査数が少ないのではないか、全員に対して実施すべき、という意見を目にします。

こうした意見のメディアや人々は、PCR検査は感度が低く偽陽性も偽陰性も多く出してしまう、という意見や、コストがかかる、といった意見に対して聞き耳を持たなかったりします。

こういったものも確証バイアスの一種です。

就活における、大手企業が良い、というバイアス

就活をしている、もしくはされていた方の中には、待遇や給料、福利厚生の面から大手企業のほうが中小企業に比べてよいから大手企業を目指そう、と考えていた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

こういった方はそもそも中小やベンチャーの情報を調べようとしなかったり、インターンやOBOG訪問でも大企業ばかりまわってしまう傾向にあります。

コロナで中小企業が倒産、などというニュースを見ると余計に大企業へのバイアスが強くなりますよね。

しかし、大企業だって倒産リスクはありますし(JALやそごう、大和グループの生命保険会社など)、給料だってもしかしたら社員数が少ない中小企業のほうが良いかもしれません。

就活サイトがどこから多くの運営費をもらっているのか考えれば、大企業がよいという風潮になってしまうのは納得できます。しかし本当に大企業の方が様々な面で優っているのか、一度しっかり自分で見直してみることも必要だと思います。

まとめ

このように、私たちは普段から様々な確証バイアスに陥ってしまっています。

確証バイアスに陥らないために、普段から客観的なデータを見てみたり、自らデータを取ってみる、信頼できる第三者に意見を求める、なんてことをしてみるといいのかもしれません。

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